測量

光波【トータルステーション】で水準測量「光波で高さを測ろう」

こんにちは!まさあき(@pooloyolo)です。

今回のブログでは、土木施工管理歴29年の私が、「光波測距儀(トータルステーション)」と「ターゲット(プリズム)」を使った「水準測量」についてお話しします。

通常の水準測量は、オートレベルとスタッフ(箱尺)を使って高低差を測ります。

 

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しかし、高低差が何十mもある場所の水準測量をオートレベルで測っていては時間と誤差が大変なことになってしまいます。

光波(TS)を使って高さ(標高)を測ろう

ということで、「光波測距儀(トータルステーション)」を使い、オートレベルと同じ計算方法で標高(地盤高)を算出してみましょう。

ターゲット(プリズム)の高さを変えないことが条件です。

BM(ベンチマーク)にターゲットを置いて測った時の高さを変えてしまったり、別なターゲットを使ってしまうと、数ミリの誤差が出てしまうので、BM(ベンチマーク)にターゲットを置いた状態のまま、標高を測定したい測点へ設置しましょう。

例として上の断面図を用意しました。

左側の赤い測点をBM(ベンチマーク)として、右側の赤い測点を測量して標高を求めます。

測点 B.S(バックサイト) I.H(器械高) F.S(フォアサイト) G.H
BM(ベンチマーク) 3.416 103.416 100.000
測りたい測点(No,1) -2.542 105.958

レベルと同じ「器高式」の計算方法で標高を求めました。

仮にBM(ベンチマーク)=100.000mとしています。

ターゲットの高さについて

BMからターゲットの高さ(300㎜)は相殺されます。

上の図のように、ターゲットをBM(ベンチマーク)に上げた状態で、測りたい測点を測った場合、平行にターゲットの高さ(300㎜)が下がるだけで、高低差は変わりません。

つまり、ターゲットの高さは考えなくてよいという事になります。

器械より上の値は「-」として計算する

光波測距儀(トータルステーション)より上の位置の値については「-」として計算します。

通常の水準測量の場合、レベルでスタッフの目盛を読む場合、必ずレベルの器械より下にある状態です。

つまり、ターゲットが光波測距儀(TS)より下の場合は、通常の器高式の計算できます。

しかし、図のように、機械より上の測点の場合はスタッフを逆さまにしている状態と同じですので、「ー」をつけて器高式で計算します。

この図では、器械より「2.542m」上に測点があるので、IH(器械高)から-2.542mを引き算することになります。

おわりに

今回のブログでは、光波測距儀(トータルステーション)をつかって水準測量をやってみました。

この測量のポイントとして、

  1. プリズムの高さを変えないこと。
  2. プリズムの高さを変えないことによってプリズム高は相殺される。
  3. 器械より上を測量した数値は「ー」にして通常通り器高式で計算する。

これで、簡単に水準測量をすることができます。

高低差の激しい現場で活用していただけたら嬉しいです。

 

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まさあき
「まさあき」といいます。 山形県の自然豊かな場所で親子3人と猫3匹でほのぼの生活しています。 只今51歳!剥げちゃって「髪なし」です! 2020年5月からブログ開始。 2021年からギター初心者がYouTubeに初投稿。 Twitter好き!朝活継続中。 一日一日をポジティブに、そして「良い一日」にできるように行動しています。 このブログは、そんなおじさんの思い付きを「ゆる~く」発信しています。