【コンクリート温度管理】に「データロガ温度計(Excel対応)」を使ってみました
このブログでは、「デジタルSDカードデータロガ温度計(4点式)TM-947SD」使い方と、実際に使ってみた感想を紹介いたします。
デジタルSDカードデータロガ温度計(4点式)TM-947SD
このデータロガ温度計は、一定間隔の温度を4チャンネル分同時にSDカードに記録でき、Excelでデータを管理することができます。
箱を開けると本体の他に、携帯ケース、SDカード(8GB)、単三電池6本、K耐電熱センサー2本(TPK-01)、取扱説明書が入っていますので、新たに用意する物はなく、すぐに使い始めることができました。(プラスドライバー必要です)
付属品の取付
早速、電池・SDカード・K耐電熱センサーを取り付けてみましょう。
単三電池は、裏側のカバーをプラスドライバーでネジを緩めて開ける必要があります。
SDカードは本体の下側に差し込むところがありますので、しっかりと差し込みます。
K耐電熱センサーは本体の上部に全部で4本差し込むところがあります。
差し込む金具は細い部分と太い部分があります。
付属品の取付は完了です。
初期設定
本体の機能を有効にするには「日時設定」とSDカードフォーマットなどの初期設定を行う必要があります。
電池を交換する度に「日時設定」をしなければなりません。
「POWER」を押すと電源が入り、ディスプレイのバックライトが点灯します。
もう一度「POWER」を押すとディスプレイのバックライトが消えます。
電源を切るときは「POWER」を2秒以上押します。
初期設定は「SET」を2秒以上長押しすることで、各機能の設定モードに切り替わります。
- SEt dAtE:自国の設定(西暦/月/日/時/分/秒)
- PoFF:オートパワーオフ設定
- bEEP:操作音のON/OFF設定
- SP-t:サンプリングタイムの設定(何秒間隔で温度のデータをSDカードに記録するのかを設定します。0/1/2/5/10/30/60/120/300/600/1800/3600秒の中から選択します。
- Sd F:SDカードのフォーマット(SDカードに記録する場合は最初だけフォーマットする必要があります。
温度を記録してみよう
温度はK耐電熱センサーの先端で測っているので、線の途中で切断してしまうと使用できません。
現場で実際にコンクリートにK耐電熱センサーを挿入して、コンクリート温度を測定してみました。
本体が汚れないようにビニールを被せています。
K耐電熱センサーはコンクリートが硬化してしまうと抜けなくなるので、根元で切断します。
1回の測定でK耐電熱センサーを1本使うことになります。
温度データの記録は、初期設定で設定したサンプリングタイムの間隔で記録していきます。
最初に「REC」ボタンを押します。
画面上部に「REC」と表示されます。
次に「LOGGER」ボタンを押します。
画面上部に「REC」が点滅して記録開始です。
記録を終了する場合は「LOGGER」ボタンを押すと一時停止します。
「REC」ボタンを長押しすると「REC」表示が消えて終了です。
電池の残量が少なくなると自動的に記録が止まってしまいます。
長時間記録する場合は、ディスプレイのバックライトを消して行うことをおススメします。
記録したデータ
記録したデータはSDカードに「TMA」というフォルダが作られています。
「TMA01」というフォルダを開くと「TMA01001」というファイル名でExcelファイルが生成され、測定値が保存されています。
Excelデータが30,000を超えると「TMA01002・・・」とファールが生成されていきます。
Excelデータを開いてみるとこのような形になっています。
サンプリングタイムの間隔を300秒としているので5分間隔で記録されているのが分かります。
K耐電熱センサーをT1のみに接続しているので、T2、T3、T4の温度は9999と表示されています。
終わりに
デジタルSDカードデータロガ温度計(4点式)TM-947SDについてお話ししました。
コンクリート温度の管理をExcelで行える温度計です。
私は300秒で設定しましたが、600秒(10分)間隔や1800秒(30分)間隔くらいでもいいかもしれませんね。
このデータをもとにグラフ等で管理するととても見やすい管理表になります。
K耐電熱センサーは1回の測定毎に1本使いますので、温度管理の頻度を確認してあらかじめ用意しておくことをおススメします。
K耐電熱センサーの長さは1m、3m、5mとありますが、3mと5mは受注生産となっているようです。
以上、皆様のお役に立てれば幸いです。
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