このブログでは、レベル測量で使用する【スタッフ・標尺】の目盛の読み方について分かりやすく解説します。
練習として、10パターンのスタッフの目盛を用意しましたので、実際に読んで慣れていただきたいと思います。
スタッフの目盛は焦点板の十字線で読む
レベルを覗いた時に見える黒い線が「焦点板」です。
焦点板の十字横線で目盛を読みます。

くさび型の場合は、右側半分の十字横線で読みます。
くさび部分は、1級水準測量で使用するマイクロメーターで0.1㎜単位まで読む場合に使用しますので、現場測量ではあまり使用しません。
スタッフは真直ぐ鉛直に立てる
標尺・スタッフは鉛直そして左右に傾かないように立てます。
スタッフを持つ人は、レベルの方向から見て、前後にゆっくり揺らします。
その状況でレベルを覗くと、スタッフの目盛の値が大きくなったり小さくなったりするように見えます。
目盛が「最小値」の時が垂直の状態ですので、一番小さな値の時に目盛を読みます。

スタッフの目盛の見方
- 遠くからでも数値を読めるようになっています。
- 0~1mは黄色、1~2mは白、2~3mは黄色と交互に色分けされています。
- 左側の大きな赤数字は「m」を表しています。赤い●が数値分増えていきます数字の長さは5㎝です。
- 右側の小さな数字は「㎝」を表しています。
- 数字の上端が目盛に合うようになっています。
- 中央の黒いブロックは5㎜単位で明示されています。
- 5㎝の部分に赤い▽マークがあります。スタッフのメーカによっては●の場合もあります。

実際に目盛を読んでみよう
10パターン用意しましたので実施に読んでみましょう。










おわりに
今回の動画では「スタッフ」の読み方について解説させていただきました。
- スタッフの目盛はレベルの焦点板の十字横線で読みます。
- スタッフは真っ直ぐ立てましょう。前後に揺らして一番小さな値の時に読みます。
- 左側の大きな赤数字は「m」を表しています。赤い●が数値分増えていきます。黒い数字は10㎝単位です。
- 右側の小さな数字は「㎝」を表しています。
- 数字の上端が目盛に合うようになっています。
- 中央の黒いブロックは5㎜単位で明示されています。
- 5㎝の部分に赤い▽マークがあります。スタッフのメーカによっては●の場合もあります。
その他の注意点として、スタッフを伸ばして使う場合は後ろのボタンを必ず確認しましょう。
最初は焦らず確実に観測した数値を口に出して読むことをおススメします。
以上となります。
最後まで読んでいただきありがとうございました。