盛土丁張設置ゲームを公開しました|ゲームで丁張の計算と設置方法を学ぼう
土木工事の現場で欠かせない作業のひとつが、丁張の設置です。
特に盛土工事では、
- 法尻はどこになるのか
- 丁張杭をどこに設置するのか
- 水平板をどの高さに付けるのか
- 法丁張板をどこに取り付けるのか
- 法勾配をどのように合わせるのか
など、初めて施工する方には分かりにくい部分が多くあります。
そこで今回、盛土丁張の考え方をゲーム形式で練習できる、
「盛土丁張設置ゲーム」
を作成しました。

盛土丁張設置ゲームはこちら
パソコン・スマートフォンのどちらからでも無料で利用できます。
盛土丁張設置ゲームをプレイする
https://pooloyolo-ship-it.github.io/fill-slope-staking-game
スマートフォンからは、こちらのQRコードからアクセスできます。

このゲームで学べること
このゲームでは、単純に答えを入力するだけではありません。
実際の盛土丁張の流れを意識して、
法尻位置を求める → 丁張杭を設置する → 水平板を設置する → 法丁張板の位置を計算する → 法勾配を合わせる
という手順で進めていきます。
丁張杭の位置や水平板の高さには、必ずしも一つだけの正解があるわけではありません。
そのため、このゲームでもプレイヤー自身が丁張杭の位置や水平板ELを決め、その条件に応じて法丁張板の位置を計算する仕組みにしています。
初級・中級・上級の全9問
ゲームは、
初級3問・中級3問・上級3問
の全9問です。

初級編
初級では、水平な現況地盤を使って盛土丁張の基本を学びます。
法勾配も、
1:1.5
1:0.5
1:2.0
と変化するため、法勾配によって法尻位置がどのように変わるのかを確認できます。

中級編
中級では、実際の現場に近い凹凸のある現況地盤を使用します。
法尻位置は、横断図を確認しながらおおよその位置を求めます。
さらに、
左右2か所の丁張
左右で異なる法勾配
と、少しずつ条件が難しくなります。

上級編
上級では、
道路の横断勾配
左右非対称の道路幅
左右で異なる法勾配
などを考慮します。
単純な計算だけでなく、設計条件を正しく読み取る力も必要になります。

法尻は概算、丁張は精密に
今回のゲームで特に意識したのが、
「法尻位置の概算」と「丁張設置の精密計算」を分けること
です。
実際の現場では、現況地盤は完全な水平線や一直線ではありません。
そのため、中級・上級では法尻位置を0.1m単位程度で概算します。
一方、水平板ELや法丁張板の取付位置については、0.001m単位まで調整できるようにしています。
水平板の高さも自分で決める
水平板の高さは、ゲーム側で固定していません。
プレイヤーが自分で高さを決めた後、
+0.010m
-0.010m
+0.001m
-0.001m
のボタンで微調整できます。
水平板ELを決めると、その高さに応じて法丁張板の取付位置も変わります。
この部分は、実際に丁張を設置するときの考え方に近づけています。

逃げ杭を基準に距離を求める
法丁張板の取付位置は、丁張杭からの距離ではなく、
あらかじめ設置してある逃げ杭からの距離
として求める形式にしています。
横断図を確認しながら、
「逃げ杭から何mの位置に法丁張板を取り付けるのか」
を計算してみてください。

こんな方におすすめです
このゲームは特に、
- 建設会社へ入社したばかりの方
- 土木施工管理を始めたばかりの方
- 丁張をまだ自分で掛けたことがない方
- 盛土丁張の計算を復習したい方
- 若手社員へ丁張を教える立場の方
に使っていただければと思います。
実際の現場では条件を確認してください
このゲームは、盛土丁張の基本的な考え方を学ぶための学習用Webアプリです。
実際の工事では、
設計図面
横断図
測量成果
現況地盤
発注者や現場ごとの施工条件
を必ず確認してください。
ゲーム内の条件をそのまま実際の施工へ使用するものではありません。
切土丁張設置ゲームもあります
すでに公開している切土丁張設置ゲームとあわせて使うことで、
切土と盛土、それぞれの丁張の違い
も理解しやすくなると思います。
切土丁張を学んだあとに盛土丁張へ進む、または両方を比較しながら挑戦してみてください。

まとめ
盛土丁張は、文章や図を見るだけではなかなか理解しにくい作業です。
実際に、
自分で数値を計算し、杭や水平板を動かして丁張を完成させる
ことで、理解しやすくなると思います。
ぜひ初級問題1から挑戦してみてください。
盛土丁張設置ゲームはこちら
https://pooloyolo-ship-it.github.io/fill-slope-staking-game

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