【平面積】から【法面積】を計算してみよう|平図面
法面部の平面面積から法面面積を算出してみましょう。
結論から書きますと、平面積に「水平距離:法長」の比率を掛算すると法面積が計算できます。
具体的に解説してみますので良かったら参考にしてください。
法面の平面積
今回の設定として、1:1.5の法勾配の盛土法面面積を平面図から計算してみます。
上の図は、盛土法面部分の平面図です。
平面図での法面部分面積Aは
A=(3.0+6.0)÷2×20.0=90.0m2となります。
法長を計算してみよう
水平距離3.0mの法長は上左の図のようになります。
水平距離から高低差を計算します。
高低差=水平距離÷法勾配=3.0÷1.5=2.0m
となります。
三平方の定理で法長を計算します。
法長=√(3.02+2.02)=3.606m
となります。
同じく水平距離6.0mの法長も計算します。
高低差=水平距離÷法勾配=6.0÷1.5=4.0m
となります。
三平方の定理で法長を計算します。
法長=√(6.02+4.02)=7.212m
となります。
水平距離と法長の比率
法勾配1:1.5での水平距離と法長の比率について計算してみます。
1:1.5(いちわりごぶ)の勾配は高低差が基準となります。
高低差「1」に対して水平距離が「1.5」の勾配が1:1.5です。
平面積から法面積を計算するには水平距離と法長の比率を使用します。
法勾配1:1.5の場合の比率は1.202となります。
「1.202」を使って水平距離から法長を計算できるので確認してみましょう。
法面積の計算
水平距離と法長の比率「1.202」を使って、平面積から法面積を計算してみます。
最初に計算した平面積A=90.0m2に1.202を掛算します。
法面積が108.12m2となります。
実際に108.12という数字が合っているのかを確認してみましょう。
ということで、こちらの計算方法でも同じ答えが計算できました。
一覧表
水平距離と法長の比率について、法勾配ごとに表にしてみました。
平面積に表の「水平距離:法長の比(赤字)」の数値を掛算することで、法面積を計算できます。
↓こちらから上の表をダウンロードできます。
おわりに
今回のブログでは、平面積から法面積を計算する方法を解説させていただきました。
平面積に「水平距離:法長」の比率を掛算することで、法面積を求めることができます。
1:1.5の場合は平面積に「1.202」を掛算します。
以上となります。
最後までお読みいただきありがとうございました。
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