スタッフ【裏側】「目盛」の使い方
まさあき
建設ナビ
法面が角度を持って折れた部分の法面勾配を計算してみました。
よかったら参考にしてください。
下の図に示すように、赤い線で示される部分の法面勾配を計算してみましょう。
現場の設定として、90°の角度で折れた場合と120°の角度で折れた場合の2つの法面勾配計算方法を説明いたします。
土木の現場では法面の勾配を「●割〇分」という表現を使います。
今回解説する法面勾配1:1.5(1割5分)とは、高低差「1」に対して水平距離「1.5」の場合の勾配のことを言います。
このことから、「法面勾配=高低差:水平距離」というように法面勾配を求めることができます。
法面勾配1:1.5、高低差1.0mの場合、平面図上の法面幅は1.5mとなります。
1:1.5の法面が90°で折れている場合は、下の平面図のように三角形の斜辺の長さを三角関数で求めることで法面勾配を計算できます。
1.50÷cos45°=2.121m
ということで、下の断面図のように法面1:1.5が90°で折れた場合の法面勾配は1:2.121となります。
法面が120°で折れている場合の法面勾配も計算してみましょう。
差先ほどと同じように三角関数を使って計算できます。
1.50÷cos30°=1.732m
下の断面図のように、法面1:1.5が120°で折れた場合の法面勾配は1:1.732となります。
今回のブログでは、法面が角度を付けて折れた部分の法面勾配を計算してみました。
平面図上で計算できるのでCAD図面上でも求めることができます。
今回は高低差1.0mの場合での計算でしたが、高低差が5.0mの場合は、水平距離を求めたら高低差5.0mで割り算すると法面勾配が計算できます。
以上となります。
最後までお読みいただきありがとうございました。
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