記事内に商品プロモーションを含む場合があります
Googleサーチコンソールより、「ウェブに関する主な指標>モバイル>CLS に関する問題: 0.25 超(モバイル)」ということで「この問題がある URL のページ エクスペリエンスは不良です」ということです。
CLSってなに?
【CLS(Cumulative Layout Shift)】は「読んでいる最中に画面がガタッとズレる度合い」を数値化した指標(Core Web Vitalsの1つ)です。
ページ表示中に起きた「意図しないレイアウトのズレ」を合算してスコア化します。
- 良い ≤ 0.10
- 要改善 0.10–0.25
- 不良 > 0.25
「CLS に関する問題:0.25超(モバイル)」は、実ユーザーのモバイル計測(過去28日)で、75パーセンタイルのCLSが0.25を超えたURL群がある、という意味です。GSCに出ている「対象URL 193」は、その“同じタイプの問題を持つページのグループ”の規模です。
なにが原因で起きる?
共通パターンはこれです(あなたのサイトでも該当):
- 広告が後から挿入されて本文が下にズレる
- 目次やウィジェットの後出し表示/アニメーション
- 画像に width/height がない(読み込み後にサイズが確定)
- Webフォント切り替えで文字サイズが変わる
- 「埋め込み(YouTube等)」の高さが後で決まる
どう直す?(最短チェックリスト)
- 広告の枠に“最低高さ”を確保(イン記事/記事末Multiplexをラッパーで囲んで
min-height
を付ける)
- 目次(RTOC)のアニメーションOFF+目次ボックスに
min-height
を付与
- モバイルの自動バナー広告はOFFまたは広告間隔を広めに(800–1000px)
- 画像はwidth/height(またはaspect-ratio)を必ず持たせる
- フォントはfont-display: swap、またはWebフォントを使わない設定に
- 埋め込みは比率ボックス(例:
aspect-ratio:16/9
)で高さを先取り
直せたかの確認方法
- PageSpeed Insights(モバイル)で対象URLを測定 → 「最大のレイアウト シフト要素」に広告や目次が出なくなっているかを見る
- Chrome DevTools → RenderingタブのLayout Shift Regionsにチェックして、ズレ箇所が赤枠で出るか確認
改善を入れたら、GSCの該当レポートで「修正を検証」を押してください。
CLSは“実ユーザーデータ(28日移動平均)”なので、反映に数週間かかるのが普通です。目標はCLS ≤ 0.10。
ABOUT ME
川下政明(かわしもまさあき)です。
土木施工管理歴30年以上のベテラン施工管理技士として、現場のリアルを発信中!
■施工管理のノウハウ
■測量のコツ・CADの活用法
■パソコンを使った業務効率化
【保有資格】
・1級土木施工管理技士
・2級管工事施工管理技士
・2級舗装施工管理技士
・測量士
・採石業務管理者など
建設現場で役立つ情報を「わかりやすく」「実践的に」お届けします!
仕事のヒントにしていただけると嬉しいです。