トータルステーションの「誤差」測定距離の【精度】について
まさあき
建設ナビ
このブログでは、法面の長さ「法長」「斜長」を素早く計算することができる【係数】についてお話しします。
普通に法長を計算すると、三平方の定理を使って√(高低差の2乗+水平距離の2乗)というように求めるのですが、「係数」を高低差に掛け算することによって簡単に法長を求めることができます。
高低差【1】に対して、直角三角形の斜長部分を三平方の定理で計算した値が「係数」となります。
例えば、下の図のような1:1.0法面の係数は「1.414」となります。
そして、1:0.5法面の係数は「1.118」となります。
法長の係数を一覧表にまとめてみました。
勾配についてはこちらのブログで解説していますので、良かったら参考にしてください。
法面の高低差に係数を掛け算して法長を計算してみましょう。
法面勾配1:1.5
高低差H=5.0mの場合
法長SL=5.0×1.803=9.015m
となります。
法面勾配1:0.5
高低差H=3.5mの場合
法長SL=3.5×1.118=3.913m
となります。
法面勾配1:2.0
高低差H=7.0mの場合
法長SL=7.0×2.236=15.652m
となります。
今回のブログでは、法長を簡単に計算する方法を解説しました。
この係数を野帳などに控えておくだけですぐに計算することができます。
丁張設置作業や、法面整形工の重機オペレータに聞かれた時など、すぐに答えられますのでおススメの計算方法です。
良かったら参考にしてください。
最後までお読みいただきありがとうございました。
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