スタッフ【裏側】「目盛」の使い方
このブログでは、スタッフの裏側にある「目盛」の使い方について分かりやすく解説します。
よかったら参考にしてください。
「スタッフ」というのは水準測量で使用する道具の一つです。
「レベル」とセットで使用します。
結論からお話しすると、スタッフの裏側の目盛はスタッフを延ばしたり縮めたりした時の「スタッフ全体の長さ」を表しています。
スタッフの製造メーカーによっては、この目盛がないものもありますのでご了承下さい。
スタッフの裏側
スタッフの裏側です。
このように「㎜単位」で目盛が刻まれています。
今回説明するのは、この裏側の「目盛の使い方について」になります。
裏側の目盛を使うには、スタッフの収納されている部分を1番先端(5m部分)から伸ばしていきます。
5段目の先端から伸ばすと、伸ばしている「境目の目盛」で延長が分かるように作られています。
使い方
使い方について解説します。
例として、現場事務所(プレハブ)の床から天井までの内空を測定してみます。
スタッフを上から(5mの部分から)順番に伸ばしていき、4段目の途中で天井に着きました。
その時の「境目の目盛」を読取ります。
画像の「赤い線のところ」の目盛を読んでみると、「2m40㎝2㎜」です。
このように内空の高さを測定することができます。
測定する時に注意するポイントとして、
- スタッフを「垂直」に立てること(横に使う場合は、「水平」にすること)。
- 伸ばさない部分はしっかりと収納させること。
スタッフが斜めになると測定結果が不正確になりますので、水平器等を併用すると正確に測定することができます。
内空断面の測定に便利
私が実際に出来形測量で使った場所は次の通りです。
- ボックスカルバートの内空幅と内空高さ
- 現場打ち大型水路の内空幅
- 建物の床から天井までの高さ等
スチールテープやコンベックス(スケール)などでは正確に測れない場所で使うことができます。
終わりに
このブログでは「スタッフの裏側の目盛」の使い方について解説いたしました。
主に構造物の内空断面測定におススメです。
使用の際は先端の5m部分から伸ばしていくことと、水平器を併用して水平垂直を確保して測定しましょう。
スタッフ製造メーカによっては、この裏側の目盛がないものもありますのでご了承ください。
最後まで読んでいただきありがとうございました。
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