原価管理システム未導入企業必見: Excelだけでの効率的な出来高払いのコツ
このブログは、原価管理システムを持たない企業で、Excelを使用して原価管理を行っている現場担当者の方々へ向けてお送りします。
外注業者さんとの契約金額が大きく、契約期間が長い場合、「出来高払い」の方式を採用することが一般的です。
出来高払いとは、外注した工事の進捗に応じて支払う金額を変動させる方式のことを指します。
Excelデータのダウンロード
月ごとの出来高払いを管理するためのExcel管理表をご用意しました。
参考にしていただければ幸いです。
以下のリンクからExcelデータをダウンロードできます。
Excel原価管理「工事出来高管理調書」の使い方
Excelデータには「注文書内訳・出来高調書・出来高検収書」の3つのシートが含まれています。
注文内訳書
外注業者との取り決めた内容の内訳です。
出来高調書
月々の進捗状況が一覧表としてまとめられています。
この契約では、出来高に対して10%を「保留金」としています。
完成検査後に保留金は解放されます。
上部の赤枠部分は、月ごとの出来高金額とその累計です。
同じく上部のオレンジ枠部分は、出来高金額から保留金を引いた額とその累計を表示しています。
表の左側(緑枠)は契約項目の内訳、右側(青枠)は出来高の内訳を示しています。
契約の進捗が一目で確認できるように工夫しています。
出来高検収書
出来高金額と保留金を除いた金額そして、消費税を含めた請求金額が分かりやすく表示されています。
この書類は、外注業者からの請求とともに提出してもらうことを想定しています。
終わりに
今回のブログでは、外注業者との出来高管理に関して、Excelを利用した実際の手法を紹介しました。
このExcelデータには、契約内訳や出来高の情報など、外注業者の進捗と支払いを効率よく管理するための内容が盛り込まれています。
原価管理システムを導入していない会社にお勤めの方々に、参考として活用していただければと思います。
最後までお読みいただきありがとうございました。
にほんブログ村 |
にほんブログ村 |
にほんブログ村 |