【HDD⇒SSD換装】クローン作成ノートPC NEC VersaPro交換方法Windows10
2年前に購入したノートパソコンの起動が遅くなってきました。
電源を入れてから立ち上がるまでの時間が約5分なのです。
これはかなりのストレス!
ということで、パソコンの起動を爆発的に早くするために、ハード・デスク・ドライブ(HDD)からソリッド・ステート・ドライブ(SSD)に交換しました。
今回SSDに交換したノートパソコンのスペックです。
- NEC VersaPro
- CPU Core i5 7200U cpu@2.50GHz
- メモリ 8.00GB
- HDD500GB SerialATA/600 5400rpm
このブログでは、「HDD」から「SSD」へのクローン作成方法と、ノートパソコンの分解・交換方法をわかりやすく解説いたします。
用意したもの
ノートパソコンのHDDと同じ容量の「WD BLUE SATA 2.5インチSSD 500GB」と「ポータブルHDD/SSDケース2.5インチ用USB3.0」です。
WD BLUE SATA 2.5インチSSD 500GB 7㎜
箱の中はSSD本体と取扱説明書のみ入っていました。
取扱説明書は英語で書かれていてわかりませんでした。
ポータブルHDD/SSDケース2.5インチ用USB3.0
パソコンとSSDを接続するためのものです。
2.5インチ用ケースとUSBケーブルそして厚さ調整用のスペーサーが入っています。
取外したHDDをケースに入れて外付けハードデスクとして使用することもできます。
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クローン作成
クローンとは、今まで使っていたHDDの完全複製を作ることを言います。
Windowsのライセンスや設定はもちろん、デスクトップ画面のアイコンの配置まで100%複製するので、SSD交換後は今までと同じ環境でパソコンを使い始めることができます。
SSDの接続とクローン作成用アプリのダウンロード
新しいSSDをケースに入れて、USB3.0でパソコンと接続します。
クローンの作成は「Western Digital(WD)」が無料で提供しているアプリ「Acronis True Image for Western Digital」を使います。
ダウンロードはこちらから↓
https://support-jp.wd.com/app/products/product-detail/p/276#WD_downloads
「ダウンロード」をクリックします。
Acronis True Image for Western Digital のインストール
ダウンロードした「AcronisTrueImageWD_WIN.ZIP」をすべて展開します。
「AcronisTrueImageWD_ 39200.exe」ファイルをダブルクリックします。
インストールをクリックします。
インストールが終わりました。
このまま「アプリケーションを開始」をクリックします。
HDDのクローンをSSDに作成
「Acronis True Image WD」のアプリでクローンを作成します。
使用許諾契約の内容を確認して「同意する」に✅を入れた後「OK」をクリックします。
左側の「ツール」をクリックして「ディスクのクローン作成」を選択します。
ディスクのクローン作成ウィザードに進みます。
クローンモードは「自動(推奨)」を●選択して「次へ」をクリックします。
ソースディスクを選択します。
ソースディスクとはコピー元(古い方)のHDDを言います。
ディスク1の容量、モデル、インターフェースを確認してクリックしたら、「次へ」をクリックします。
ターゲットディスクを選択します。
ターゲットデスクとはコピー先(新しい方)のSSDのことを言います。
ディスク2の容量、モデル、インターフェースを確認してクリックしたら、「次へ」をクリックします。
ディスクの使用状況を3つの中から選択します。
一番上の「このコンピュータのディスクを交換するにはブータブルをOSを含むクローンを作成します」に●を付けて、「次へ」をクリックします。
選択項目は以上で終わりです。
ソースディスクとターゲットディスクに間違いはないかを確認して「実行」をクリックします。
時間が掛かるので、しばらくの間放置します。
HDDからSSDへのクローン作成が終わりました。
HDDからSSDへの交換作業
ノートパソコンを分解して、HDDを取外します。
そしてクローン作成が終わった新しいSSDを取り付けます。
このノートパソコンは、外側についているネジをすべて外して、キーボードを外さなければなりません。(ノートパソコンの下に布などを敷いて傷がつかないようにしましょう)
最初に電池パックを取外します。
次に裏側についているネジ17か所を取外します。
ネジの長さが微妙に違うので、どのネジがどこなのかが分かるように置くのをおススメします。
メモリーカードの蓋の下にもネジが2か所あるので外しておきます。
キーボードを取外します。
キーボードはネジではなくツメで付いているので薄いポイントカードのようなものを隙間に入れて外していきます。
半分ほど外れると、キーボードをゆっくりと持ち上げることで外れていきます。
キーボードと本体はコネクターで繋がっているので、持ち上げ過ぎないように気を付けます。
コネクターの根元にある白いプラスチックの部分を持ち上げるとコネクターが外れます。
矢印の方向に立てます。
コネクターをゆっくり外します。
これでキーボードが外れます。
ネジが5か所と小さなコネクターが2か所あるので外していきます。
ネジは2種類の長さがあるので後でわかるように置いておきましょう。
小さなコネクターは先ほどと同じ要領で外します。
上のコネクターは黒いテープの下に隠れています。
これで、前面のパネルが外れるようになりました。
前面のパネルはツメでしっかり嚙み合っているので取外すのが大変です。
焦らずゆっくりとカチッカチッっと外していきましょう。小さなマイナスドライバーがあると外しやすいのですが、本体に傷がつかないように注意が必要です。
ようやくHDDが見えました。
では、HDDを取外します。
ネジ3か所で固定されているので外していきます。
少し持ち上げてSATAケーブルを取外します。
HDDから固定用の枠を取外して、SSDに装着します。
SSDをパソコン本体に取り付けます。
今までの逆の手順でパネルを取り付けていきます。
ツメの部分はカチッっと音がなるまでしっかり差し込みましょう。
以上でHDDからSSDへの交換作業は終了です。
組み立て完了後、パソコンを立ち上げてみました。
立ち上がりはとても速く、Windowsの設定やディスクトップ画面のアイコンの位置もそっくりそのままです。
SSD換装は大成功!
終わりに
今回のブログではノートパソコンのHDD500GBからSSD500GBに交換する方法を解説しました。
クローンの作成は 「Western Digital(WD)」が無料で提供しているアプリ「Acronis True Image for Western Digital」を使いました。
パソコンによっては裏側の蓋を開けるとすぐにHDDを取外せるタイプの物もあります。
SSD交換作業は時間に余裕をもって、ゆっくりと確実に自己責任で行いましょう。
取外した古いSSDやHDDは何かパソコンにトラブルがあった時のために2~3日は保管しておきましょう。
今回使った工具は「プラスドライバーとマイナスドライバー」です。
HDDからSSDに交換したことによって、5分ほどかかっていた起動時間が10秒程度となったので、とても快適です。
遅くなってしまったパソコンのSSD換装はおススメですので是非挑戦してみてください。
最後まで読んでいただきありがとうございました。
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