美しい楕円模様の描き方【HO_CAD pao活用ガイド】

このブログでは、HO_CAD paoを使用して、以下の図のような美しい模様の作図方法を紹介します。
「楕円（だ円）」のみを使用して作図されています。

コマンド「〇」の使用方法

1. コマンド「〇」をクリックします。
2. 「〇」コマンドでは、円とだ円を作図できます。

だ円の設定

オプションパネルで楕円に設定

• オプションパネルにポインターを合わせて、パネルを表示します。
• 下の図のように「だ円」をクリックしてチェックマークを入れます。

だ円比率の設定

初期設定は「短軸半径÷長軸半径＝50％」となっています。

例えば、短軸半径1000㎜の場合、長軸半径2000㎜で50％です。

「だ円」の基点を設定します

基点は下記の2点から選ぶことができます。

• 円中心
• 円下

初期設定は円の中心となっています。

円の部分をクリックすると、基点が「下」へ変わります。

今回は円の中心を基点として作図します。

以上の設定で「だ円」を作図します。

模様の作図

下の図のような模様を作図する方法を説明します。

だ円の設定

だ円の設定は次の通りです。

• 楕円比率は25.0％
• 5重円
• 半径5000mm

5重円：2～5まで重楕円を作図でき、だ円の半径を2等分～5等分にします。

この設定で下の図のような「だ円」が表示されます。

だ円の中心点作成

だ円の中心に仮点を打ちます。

1. コマンド「点操作」→マウスで円の線上を右クリックをしながら右側へ移動します。
2. 「中心」の文字が表示されるので、クリックを離します。
3. そうするとだ円の中心に仮点が表示されます。

楕円の複写

５重円を「複写」します。

• コマンド「複写」をクリックして範囲をマウスで指示します。
• 範囲が確定したら、メニューバー「③回転」をクリックします。

• 回転原点を、だ円中心の仮点に指定します。（右クリック）
• 指定角度を設定します。
  今回は「１０」度と入力します。

• 数値を入力してEnterを押すと、１０度傾いて重なった「だ円」が表示されます。
• このままメニューバー③連続をクリックしていきます。

③連続をクリックしていきます。
１週すると模様が出来上がります。

おわりに

今回のブログでは、HO_CAD paoのコマンド「〇」を使用し、美しい模様の作図方法を紹介しました。

楕円の設定を行い、楕円中心を基点として「複写」→「回転」→「連続」と進めることで、模様を完成させます。

複写回転角度が小さいほど、模様は美しく見えます。

最後までお読みいただきありがとうございました。

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川下　政明

土木施工管理技士

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川下政明（かわしもまさあき）です。
土木施工管理歴３０年以上のベテラン施工管理技士として、現場のリアルを発信中！
■施工管理のノウハウ
■測量のコツ・CADの活用法
■パソコンを使った業務効率化
【保有資格】
・1級土木施工管理技士
・2級管工事施工管理技士
・2級舗装施工管理技士
・測量士
・採石業務管理者など
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