関数電卓の【メモリー】登録方法からクリア方法まで|CASIO fx-72F
このブログでは、関数電卓のメモリー機能についてお話しします。
CASIO fx-72Fは、数値の登録と呼び出しが可能な3種類のメモリー機能があります。
- 独立メモリ―
- 変数メモリ―
- アンサーメモリー
メモリ―の内容は、【AC】キー、計算モードの切替え、電源オフの操作を行っても消去されません。
独立メモリー
独立メモリ―は、SDモード・REGモードを各計算モードで使用できます。
独立メモリ―「M」は集計計算を行う為に使うメモリーです。
「M」のシンボルが点灯しているときは、独立メモリーに数値が格納されています。
独立メモリーに加算・減算してみよう
「M」に数値を加えるには、加算する数値または計算式を入力し、【M+】を押します。
「M」から数値を引くには、減算する数値または計算式を入力し、【shift】【M+】を押します。
メモリーにどのような数値が格納されているのかを確認する場合
【RCL】【M+】
を押します。
メモリーの内容を消去して「0」にする場合
【0】【SHIFT】【RCL】【M+】
メモリーの内容が消去されて「M」のシンボルが消えます。
変数メモリー(A,B,C,D,X,Y)
変数メモリーはA,B,C,D,X,Yの6つあり、全てのメモリーを同時に使うことができます。
変数メモリーに数値や計算結果を書き込むには
変数メモリーAに300を書き込みます
300【SHIFT】+【RCL】+【(-)】(赤文字A)
となります。
変数メモリーの内容を確認するには
【RCL】を押し、変数メモリーを指定します。
変数メモリーAの内容を確認します。
【RCL】+【(-)】(赤文字A)
となります。
計算式の中で変数メモリーを使うには
数値を入力するのと同じ要領で、計算式の中に変数メモリーを入力できます。
500+「A」を計算してみます。
500+【ALPHA】+【(-)】(赤文字A)+【EXE】
となります。
変数メモリーの内容を消去する(0)には
変数メモリーAの内容を消去します。
【0】+【SHIFT】+【RCL】+【(-)】(赤文字A)
アンサーメモリー
最新の計算結果を記憶しておくメモリーで、画面上には「Ans」と表示されます。
【Ans】を計算に利用するには、【Ans】に現在格納されている内容を把握しておくことが重要です。
- 計算実行、独立メモリーへの加算・減算、変数メモリーの呼び出しや登録、SDモードまたはREGモードで統計データの入力を行うと、Ansの内容は上書きされます。
- 複数の結果を同時に得るような計算(座標計算など)を実行した場合は、計算結果のうち先に表示される側の数値でAnsが更新されます。
- 計算結果がエラーになった場合は、「Ans」は更新されません。
- 「CMPLX」モードでの計算結果が複素数となった場合、実部・虚部がともに「Ans」に記憶されます。ただし、別の計算モードに変更すると、虚部は消去されます。
- 計算結果の表示中に演算子や関数を入力すると、その演算子や関数の引数として「Ans」が自動的に指定されます。
- カッコ付きの関数の場合は、関数を単独で入力し「EXE」を押した場合のみ、自動的に「Ans」が引数となります。
- 連続計算の操作は、基本的には計算結果を表示した直後のみ有効です。【AC】を押した後でAnsを呼び出したい場合は、【Ans】キーを使います。
メモリー内容を一括してクリア
独立メモリー、変数メモリー、アンサーメモリーの全メモリー内容を、一括操作でクリアすることができます。
【SHIFT】+【9】+【1】+【EXE】
おわりに
今回のブログでは、関数電卓【CASIO fx-72F】のメモリー機能についてお話しさせていただきました。
メモリー機能には3つの登録方法があります。
- 独立メモリー
- 変数メモリー
- Ansメモリー
独立メモリーは集計計算を行う為に使うメモリーです。
そして、変数メモリーはA,B,C,D,X,Yの6つあり、全てのメモリーを同時に使うことができます。
Ansメモリーは直前の計算結果を使うことができます。
以上となります。
最後までお読みいただきありがとうございました。
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