施工管理
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令和3年度2級管工事施工管理技術検定 第2次検定 試験問題と解答

まさあき
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検定問題

問題1(必須問題。必ず回答)

次の設問1~設問3の答えを回答欄に記述しなさい。

設問1 ①~⑤の記述について、適当な場合には〇を、適当でない場合には×を記入しなさい

  1. アンカーボルトは、機械の据え付け後、ボルトの頂部のネジ山がナットから3山程度出る長さとする。
  2. 硬質ポリ塩化ビニル管の接着接合では、テーパ形状の受け口側のみに接着剤を塗布する。
  3. 鋼管のネジ加工の検査では、テーパネジリングゲージをパイプレンチで締め込み、ネジ径を確認する。
  4. ダクト内を流れる風量が同一の場合、ダクトの断面寸法を小さくすると、必要とされる送風動力は小さくなる。
  5. 遠心送風機の吐き出し口の近くにダクトの曲がりを設ける場合、曲がりの方向は送風機の回転方向と同じ方向とする。

設問2 ⑥~⑧に示す図について、適切でない部分の理由又は改善策を記述しなさい

設問3 ⑨に示す図について、排水口空間Aの必要最小寸法を記述しなさい

問題2と問題3の2問題のうちから1問題を選択し、解答は解答用紙に記述。選択した問題は、解答用紙の選択欄に〇印を記入。

問題2

空冷ヒートポンプパッケージ方空気調和機の冷媒管(鋼管)を施工する場合の留意事項を回答欄に具体的かつ簡潔に記述しなさい。
記述する留意事項は次の①~④とし、それぞれの回答欄の①~④に記述する。
ただし、工程管理及び安全管理に関する事項は除く。

  1. 管の切断又は切断面の処理に関する留意事項
  2. 管の曲げ加工に関する留意事項
  3. 管の差込接合に関する留意事項
  4. 管の気密試験に関する留意事項

問題3

ガス瞬間湯沸かし器(屋外壁掛け型、24号)を住宅の外壁に設置し、浴室への給湯管(銅管)を施工する場合の留意事項を回答欄に具体的かつ簡潔に記述しなさい。
記述する留意事項は、次の①~④とし、それぞれの回答欄の①~④に記述する。
ただし、工程管理及び安全管理に関する事項は除く。

  1. 湯沸し器の配置に関し、運転又は保守管理の観点からの留意事項
  2. 湯沸し器の据え付けに関する留意事項
  3. 給湯管の敷設に関する留意事項
  4. 湯沸し器の試運転調整に関する留意事項

問題4と問題5の2問題のうちから1問題を選択し、解答は解答用紙に記述。選択した問題は、解答用紙の選択欄に〇印を記入。

問題4

2階建て事務所ビルの新築工事において、空気調和設備工事の作業が下記の表及び施工条件のとき、次の設問1及び設問2の答えを解答欄に記述しなさい。

施工条件

  1. 1階部分の準備・墨出しの作業は、工事初日に開始する。
  2. 機器設置作業は、配管作業に先行して行うものとする。
  3. 各作業は、同一の階部分では、相互に並行作業しないものとする。
  4. 同一の作業は、1階部分の作業が完了後、2階部分の作業に着手するものとする。
  5. 各作業は、最早で完了させるものとす最早
  6. 土曜日、日曜日は、現場での作業を行わないものとする。

設問1 バーチャート工程表及び累積出来高曲線を作成し、次の①~③に答えなさい。ただし、各作業の出来高は、作業日数内において均等とする。

(バーチャート工程表及び累積出来高曲線の作成は採点対象外)

  1. 工事全体の工期は、何日になるか答えなさい
  2. 1,累積出来高が70%を超えるのは工事開始後何日目になるか答えなさい。
    2,その日に1階で行われている作業の作業名を答えなさい。
    3,その日に2回で行われている作業の作業名を答えなさい。
  3. タクト工程表はどのような作業に適しているか簡潔に記述しなさい。

設問2 工期短縮のため、機器設置、配管及び保温の各作業については、1階部分と2階部分を別の班に分け、下記の条件で並行作業を行うこととした。バーチャート工程表を作成し、次の①及び②に答えなさい

条件

  1. 機器設置、配管及び保温の各作業は、1階部分の作業と2階部分の作業を同じ日に並行作業することができる。各階部分の作業日数は、当初の作業日数から変更がないものとする。
  2. 水圧試験は、1階部分と2階部分を同じ日に同時に試験する。各階部分の作業日数は、当初の作業日数から変更がないものとする。
  3. ①及び②以外は、当初の施工条件から変更がないものとする。
条件
  1. 機器設置、配管及び保温の各作業は、1階部分の作業と2階部分の作業を同じ日に並行作業することができる。各階部分の作業日数は、当初の作業日数から変更がないものとする。
  2. 水圧試験は、1階部分と2階部分を同じ日に同時に試験する。各階部分の作業日数は、当初の作業日数から変更がないものとする。

①及び②以外は、当初の施工条件から変更がないものとする。

  1. 工事全体の工期は、何日になるか答えなさい。
  2. 条件②を変更して、水圧試験も1階部分と2階部分を別の班に分け、1階部分と2階部分を別の日に試験することができることとし、また、並行作業とすることも可能とした場合、工事全体の工期は条件②を変更しない場合に比べて、何日短縮できるか答えなさい。水圧試験の各階部分の作業日数は、当初の作業日数から変更がないものとする。

問題5 次の設問1及び設問2の答えを解答欄に記述しなさい

問題6は必須問題です。必ず解答してください。解答は解答用紙に記述する

問題6 あなたが経験した管工事のうちから、代表的な工事を1つ選び、次の設問1~設問3の答えを解答欄に記述しなさい

設問1 その工事につき、次の事項について記述しなさい

  1. 工事名(例:○○ビル(◇◇邸)□□設備工事)
  2. 工事場所(例:○○県◇◇市)
  3. 設備工事概要(例:工事種目、工事内容、主要機械の能力・台数等)
  4. 現場でのあなたの立場又は役割 

設問2

上記工事を施工するにあたり「工程管理」上、あなたが特に重要と考えた事項を解答欄(1)に記述しなさい。
また、それについてとった措置又は対策を解答欄(2)に簡潔に記述しなさい。

設問3

上記工事を施工するにあたり「安全管理」上、あなたが特に重要と考えた事項を解答欄(1)に記述しなさい。
また、それについてとった措置又は対策を解答欄(2)に簡潔に記述しなさい。

解答

問題1

設問1・設問2・設問3

  1. ×
  2. ×
  3. ×
  4. 空気調和機(屋内機)が上階床スラブから吊り下げられておらず、固定が不十分であるため、吊り金物を用いて屋内機を上階床から吊り下げる。
  5. 通気管の末端と外気取入口との離隔距離が不足しており、周期が外気取入口に侵入する恐れがあるので、垂直距離で0.6m以上離すか、水平距離で3m以上離す。
  6. 円周上に1→2→3→4の順番で締め付けると、片締めとなる。片締めにならないように1→3→2→4の順番で4~5段階に分けて均等に締め付ける。
  7. 排水口空間Aの必要最小寸法「150㎜」

問題2

  1. 切断後は、スクレーパーやリーマーを使用してバリ取り、面取りを行う。
  2. 曲げ加工時、銅管の内部にしわ及び変形が起こらないよう、ゆっくりと均一の力で曲げる。
  3. 冷媒管のロウ付けは、館内に不活性ガス(窒素ガス)を流しながら、酸化物の生成をおさえ接合する。
  4. 気密試験前に、配管の接続ミスがないことと、室外機のサービスバルブが閉まっていることを確認する。

問題3

  1. 保守・管理に必要な空間が確保されていて、可燃物との離隔距離が確保されていることに留意する。
  2. 可燃物や建物開口部との離隔距離は、メーカーの設置工事説明書の指示により確保する。
  3. 配管はできるだけ短距離とし、冬期の水抜きで完全に排水できるようにする。また、空気だまりができないようにする。
  4. 「自動湯はり」「おいだき」「たし湯」「さし水」など、各運転モードが正常であることを確認する。

問題4

設問1

  1. 31日
  2. 1,19日目
    2,保温
    3,配管
  3. 共同住宅の基準階など、同じ作業量の作業が同一の順序で繰り返し行われる作業に適している。

設問2

  1. 26日
  2. 1日
①26日
②1日

問題5

設問1・設問2

  1. A、都道府県労働局長
    B、14
  2. C、職長
  3. D、2
  4. E、1.5

問題6

経験してきた現場のことを書きましょう。

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川下 政明
川下 政明
土木施工管理技士
川下政明(かわしもまさあき)と申します。
土木施工管理歴30年。
地場の建設会社に勤務しております。
1級土木、2級管工事、2級舗装、測量士、採石業務管理者を保有しております。
このブログは、工事現場に関する「施工管理」・「測量」・「HO_CAD」・「JW-CAD」・「パソコン」などについて発信しています。
参考にしていただけると嬉しいです。
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