【手紙屋】蛍雪編「私の受験勉強を変えた十通の手紙」を読んでみました

まさあき
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この本は、女子高校生と手紙屋との10回の文通で、将来の目的を見つけていく物語になっております。そして、「勉強」という言葉の意味を様々な視点で解説されています。

前作の「手紙屋~僕の就職活動を変えた十通の手紙」と二作合わせて一冊というイメージで作られております。

前作の「手紙屋」を読まれた方は是非こちらの本も手に取って読まれることを強くお勧めします。

簡単に十通の手紙の内容をお話しします。

一通目「勉強も一つの道具である」

勉強も一つの「道具」であるという考え方。

あらゆる道具は間違った使い方をすると「人を傷つける」ことになる。

勉強という道具に関して「便利さ」はある程度知ってはいるが、危険性について考える人は少ない。
勉強ができるようになって、できない人を見下すような人がいます。
勉強によって手に入れた知識で満足してしまい、他人を批判するために使う人がいます。
自国の歴史を勉強することによって、他国を憎むようになる人がいます。
自国の文化を勉強することによって、他国の文化を拒否する人もいます。
化学や機械に精通して、多くの人に被害を与えるようなものを作り出す人がいます。

全部、勉強という道具の使い方を間違えている。

何の目的のために、それを使おうとしているのかなのです。

二通目「学校で習うことだけが勉強ではない」

勉強という道具を使って手に入れられることは数限りなくある。

勉強という道具を使って手に入れようと考えるものがたくさんあれば、たくさんのものが手に入るし、一つしか考えていない人はそれしか手に入らない。

三通目「心の成長なくして、結果を手にすることはできない」

勉強という道具は、自分をピカピカに磨いて、昨日とは違う自分になるためにある。

勉強するとは
今までこの地球上に存在した人々が経験し、発見しては次の世代へと伝えてきた素晴らしい知識や知恵を、今度は自分が受け継ぎ、自分のものにすること。

四通目「自分が生きる意味は、自分で作っていける」

自分が生きる意味は、自分で作っていけるもの。
生まれながらに与えられている意味を探そうと思っても、答えは見つからない。待っていると自然に見つかるようなものでもない。

自分を磨くことによって、どんなに大きな意味をも自分の人生に与えることができる。

「自分は○○の役に立っている」と心から思えるものをつくること。

五通目「困難を可能にするのは意思の力」

絶対にやると決めたことを最後までやり通す強い意志。

意志の力を強く持ち続けるために「勉強」という道具を使う。

あなたの中にも強い意志はちゃんとある。

それを使っていないだけ。

六通目「成功するために必要なのは、方法ではなく行動だ」

「やらなきゃいけないもの」を「やりたいこと」にかえるもの。
それは「想像力」です。

「今の自分の欲求を満たすため」か「将来の自分の欲求を満たすため」のどちらかに時間を使っている。

五年後・三〇年後の自分が「こんな毎日なら素敵だな」と思うような思うような毎日を実現するために、今勉強する。

「覚悟」そして、実際に「行動」する。

成功するために必要なものは、方法ではなく行動である。

七通目「家に帰ってから最初に座る場所で人生が決まる」

「まずは自分を磨くための場所に座り、それを始めよう。それ以外のやりたいことはそのあとだ」
と考える習慣をつける。

八通目「何をやるかよりもっと大切なことがある」

目標を達成するために「何をやるか」ではなく、それを使ってどのように自分を磨くかまでを考えるということが大切である。

心のゆとりをもって生きる人の多くが「超多忙の人」
反対に「そうでもない人」に限って不安を抱えながら生きています。

九通目「すべての教科が、人生を豊かにするきっかけになる」

人間にとって難しいのは覚えることではなく、忘れること。

覚えやすいものと、覚えるのが難しいものがあるのか?
それは「興味」の違い。
「興味」と「記憶」は密接に関係している。

興味を持つにはどうしたらよいのか?
「人」に興味を持つこと。

人に興味をもっていくというのは、生きていくうえで大切な事。
私たちは人と関わらなければ生きていけない存在。
1人でも多くの人に興味を持って生きることは、自らの人生を素晴らしくすることにつながる。

十通目「今日一日の勉強が、将来の世界を大きく変える」

勉強という道具は「自分を磨くため」と「人の役に立つため」という二つの目的のために使ったときに初めて正しい使い方をしたことになる。

自分以外の誰かのために利用してはじめて「勉強」という道具を正しく使ったことになる。

人の役に立つ人になる。そのために勉強する。

おわりに

「手紙屋」を読んで、最も心に響いたのは「まずは自分を磨くための場所に座り、それを始めよう。」です。

自分自身を磨くためには、習慣化が必要になるということです。

習慣化するとこで「自分」という人間を磨き、他の人の役に立ってこそ「人生」が成功したと言えるのですね。

今回も素晴らしい「本」に出合えたことに感謝いたします。

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川下 政明
川下 政明
土木施工管理技士
川下政明(かわしもまさあき)と申します。
土木施工管理歴30年。
地場の建設会社に勤務しております。
1級土木、2級管工事、2級舗装、測量士、採石業務管理者を保有しております。
このブログは、工事現場に関する「施工管理」・「測量」・「HO_CAD」・「JW-CAD」・「パソコン」などについて発信しています。
参考にしていただけると嬉しいです。
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