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図形の【読込み・貼付け】方法|HO_CAD pao

まさあき
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このブログでは、HO_CAD paoコマンド「図形」の【読込みと貼付け】方法について解説しています。
よかったら参考にしてください。

HO_cad pao公式ホームページ
HO_cad pao公式ホームページ

図形データは、Paoの図形(*.hoz)・Jwcの図形(*.jwk)・JWWの図形(*.jws)の3種類が読込可能です。

Pao図形は原点と最大2点の定義点を持ちます。
原点のみの図形は、貼付け位置のみをマウス指示します。

JwkとJws図形は原点のみの図形です。

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【図形】の登録方法を解説|HO_CAD pao
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図形の選択

図形には「図面寸法」で登録されたものと「実寸法」で登録されたものの2種類があります。

実寸法

実寸法で登録された図形は、読込時の書込グループの縮尺に従った大きさでフローティング状態になります。

つまり、縮尺に合わせて図形の大きさが変化するということになります。

通常、建具やコンクリート二次製品のように既定の大きさを持った図形は「実寸法」で登録します。

図面寸法

図面寸法で登録された図形は常に登録時の大きさでフローティング状態になります。

[いかづち]や[ハート]などのようにアノテーションとして使うものは「図面寸法」で登録して使用します。

縮尺が変わっても大きさは変わらず図形を貼り付けることができます。

読込み

コマンド「図形」→「読込(R)」の順でクリックします。

pao図形はこちらのフォルダに収納されています。

原点のみの図形【貼付け位置マウス指示】

原点のみの図形【方位記号→方位】を選択します。

読み込んだ図形がフローティング状態になり、図形がマウスポインターを追いかけてきます。

左クリックで任意点に貼付けします。
右クリックで読取点に貼付けします。

登録されているサイズそのままで貼り付ける場合は、マウスを動かさずにそのままクリックします。

①倍率指定

図形の大きさを変更します。

フローティング状態の図形の大きさを「X,Y」倍率を入力し指定します。

  1. 元の大きさ(L)
  2. 2倍(R)
  3. 3倍
  4. 4倍
  5. 1/2倍
  6. 1/3倍
  7. 1/4倍

②角度

フローティング図形の回転角度を指定します。

回転角度値を入力します。
角度をマウス指示する場合は右クリックします。

  1. 元の角度(L)
  2. マウス角度(R):マウスによる角度取得が開始されます。
    角度計測する原点をマウス指示します。
    • ①計測方法【X軸基準】:計測方法の切り替え
      計測方法は、【X軸基準】か【2点挟角】のどちらかとなります。
  3. 入力種別:角度の入力種別を切替えます。
    角度値は次の入力種別に従う。
    • 度十進数  D.ddddd形式で指定
    • 度.分秒  D.MMSSsss形式で指定
    • 勾配(%)  水平方向に対する垂直方向のパーセンテージで指定(道路勾配など)
    • Y:X比率  垂直方向に対する水平方向の比率で指定(土羽勾配など)

図形を60度回転させました。

③90度毎

フローティング図形を反時計回りに90度毎に回転させます。

④スピン【off】

図形の貼付け後にマウスによる回転を開始するかどうかのスイッチとなります。

④スピンを【On】で貼付けると、貼付原点を中心に図形の回転が始まります。

⑤左右反転

フローティング図形を左右反転させます。

⑥上下反転

フローティング図形を上下反転させます。

⑦ターゲット【元のレイヤ】

所属レイヤの切り替えを行います。

クリックすると【書込みレイヤ】⇔【元のレイヤ】が交互に選択できます。

ターゲットの初期値は、[ツール]⇒①オプションのオプションダイアログで設定します。

定義点をもつ図形の貼付け

原点+定義点1つの図形は、貼付け位置をマウス指示した後で、定義点で図形の大きさと傾きを指示できます。

原点+定義点2つの図形は貼付け位置をマウス指示した後で、第1定義点で図形の大きさと傾きを、第2定義点で縦横比率を指示できます。

定義点を持つ図形【立方体】を貼付けましょう。

読み込んだ図形がフローティング状態になり、図形がマウスポインターを追いかけてきます。

左クリックで任意点に貼付けします。
右クリックで読取点に貼付けします。

このメニューになった状態では、マウス位置は図形に登録されている定義点位置に自動的に移動しています。

①ターゲット【元のレイヤ】

所属レイヤの切り替えを行います。

クリックすると【書込みレイヤ】⇔【元のレイヤ】が交互に選択できます。

②他図形読込

他の図形を読み込みます。

終わりに

このブログではHO_CAD paoのコマンド「図形」の読込みと貼付け方法について解説させていただきました。

図形には「図面寸法」で登録されたものと「実寸法」で登録されたものの2種類があります。

「図面寸法」の図形は、貼り付ける図面の縮尺に関係なく同じ大きさとなり、「実寸法」は貼り付ける図面縮尺に合わせて大きさが変化します。

Pao図形は原点と最大2点の定義点を持ちます。
原点のみの図形は、貼付け位置のみをマウス指示します。

以上となります。
最後までお読みいただきありがとうございました。

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川下 政明
川下 政明
土木施工管理技士
川下政明(かわしもまさあき)です。
土木施工管理歴30年以上のベテラン施工管理技士として、現場のリアルを発信中!
■施工管理のノウハウ
■測量のコツ・CADの活用法
■パソコンを使った業務効率化
【保有資格】
・1級土木施工管理技士
・2級管工事施工管理技士
・2級舗装施工管理技士
・測量士
・採石業務管理者など
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